卒業生の来校とNHKの取材
今日は二人のお客さんが来ました。昨年の卒業生とNHKのディレクターの方です。
ちなみに写真はそのお二人を迎えた,情報科準備室です。
ちょっと散らかっていますが私の城です。
卒業生との対話
卒業生は現在の大学での学びについての後悔を悩んでいました。
「本当に自分がやりたかったことはこれなのだろうか?」
大学は学ぶところだ,そう考えている比較的真面目な学生ほど,このような悩みを持ち続けます。
私もかつて大学生の時,もしくは今でもそうかもしれない。
今学んでいること,今頑張っている仕事,本当にこれが自分の人生でやりたかったことなのか。
もちろんこれを話せば,多くの人は
「今はとにかくこれを続けてみなよ,楽しくなるかもしれないから」と無責任なアドバイスをしてくれる。
でも,きっとそういうことではないのでしょう。
自分の一度きりの人生だと考えれば考えるほど,やりたいことではないことに時間を使っていると考えれば考えるほど,どんどん心配になるのです。焦燥感に包まれるのです。
別にたかが数年と思う人もいるかも知れない。でも,そうじゃない。その悩みを持つ者にとって,大きな数年なのです。
相談してきた,この学生の気持ちがとてもよくわかります。
しかし,敢えて「この『悩み』は悩み続けてください」とアドバイスしました。
私は悩み続けて選んだこの仕事だから,この学びだから,現在も悩みながらも満足をしています。
そして,考えないで真っ直ぐ道を進んできた人よりも,視野が広がっていると信じています。
だから,悩み続けてください。
NHKディレクターさんとの対話
卒業生を玄関まで送ると,次に会う予定であった,NHKのディレクターさんがいらしていました。
いったいどんな話なのか・・・とここで話の詳細を書くわけにはいかないので,また時期をずらしてから書かせてください。
ものすごく参考になるお話を聴けました。
また,聴き上手なディレクターさんに,たくさん語りました。
そんなディレクターさんから取材を受けていたら,授業が一つ思いつきました。
人との出会いが,授業を作っている,そんな風に思いました。
近いうちに,この話した内容で授業します。