スマホ利用 統計で改善@読売新聞

1月21日の読売新聞「教育ルネサンス」にて私の実施した授業を取り扱っていただきました。

来年度より始まる「情報Ⅰ」を先取りして,「データ分析」を行う授業についてです。

 

私は「データの分析」の授業において,分析する対象を,自分のスマホ利用をテーマに実施しています。

この授業のポイントはデータ分析の授業でありながら,情報モラルの授業でもあることにあります。

私は情報モラルの授業は他の情報の科学に関する授業に関連させることが重要であると考えています。

 

高校生にスマホの適切な利用をさせるために,私たち「情報科」の教員はどのように生徒に伝えれていいのでしょうか。

どのように,教員がどのように熱心に伝えても,または,副作用を脅かすように伝えたとしても,依存傾向のみられる生徒のスマホ利用を止められないでしょう。

私は生徒自身が,自分でスマホ利用のあり方を検討をしようと思わないと効果がないと考えます。

その検討に必要なことが,データでしっかりと示すことだと考えます。

そして,そのデータを自分で丁寧に分析をして受け止めることにあると思うのです。

 

以下,新聞の引用です。

女子生徒(16)は「わかっていたつもりだったけど,こんな使い方をしていたのかと思った」と驚いていた。

稲垣主任教諭は「口で言注意しても,生徒はスマホから離れない。情報の教員の役割は客観的なデータを基に考えさせることだ」と自任している。

 

2022年1月20日 読売新聞