月: 2016年11月

  • 東京都高等学校情報教育研究会 都立白鷗中高一貫

    東京都高等学校情報教育研究会 都立白鷗中高一貫

    都高情研の研究授業を見学に行きました。

    都立白鷗高校の「知的財産の保護と活用」の授業です。

    授業者は田中洋先生です。

    生徒はグループごとに知的財産に関係する興味あるテーマについてまとめて発表をしていました。

    発表はFreeStyle Wikiを使ってフィードバックをしていました。

    このフィードバックがとても良い仕組みとなっており,非常に参考になりました。

    ありがとうございました。

  • 第72回ICTE情報教育セミナー in 東北 にて実践報告

    第72回ICTE情報教育セミナー in 東北 にて実践報告

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    高校生が自分のネット依存傾向を検討する実践

    という題で,「第72回ICTE情報教育セミナー in 東北」にて,発表してまいりました。

    発表は私が所属する東北大学大学院情報科学研究科で行われました。

    自身の実施した,ネット依存教育の単元の授業実践の報告です。

     

    概要は以下です。

    情報モラル教育は誰もが感じるように大切であり,高校生に必ず学んでほしい内容です。

    しかし,情報の授業でネット依存をはじめとして情報モラル教育に多くの時間を割くことができません。

    だからこそ,他の単元と合わせて情報モラル教育をする必要がある,という主張のもとこの単元のカリキュラムを考え,実践したという報告です。

     

    自身のネット依存傾向を尺度等を用いて調べて,分析して,話し合って発表するという内容で,10時間単元のカリキュラムです。

    情報モラル教育だけで10時間は使えませんが,プレゼンや表計算ソフトを利用した分析を学ぶということを兼ねて実践しているので良いと考えます。

    生徒の自由記述からは,ソフトウエアの操作を学びながらも,ネット依存のことを意識した記述がみられました。

    以上のような実践の報告をしました。

     

    この実践を発表したのちに,グループごとにみなさんにディスカッションをしてもらい,ご質問等をいただきました。

    その仕切りをしてくださった,コーディネーター東北学院大学稲垣忠先生です。

    とてもにこやかに,丁寧で,でも的確なコメントをしてくださっておりました。

     

    実践報告としては私の報告の前に,玉川学園の登本先生がご発表されました。

    小3からの情報教育」ということで,玉川学園で小学校から高校まで実践している情報教育についてのご発表でした。

    綿密なカリキュラムと素晴らしい環境で授業を実践されていることを再確認できました。

    丁寧に実践内容を報告され,さらにスライドは写真が多くとても楽しく聴かせていただきました。

     

    最後に,私たちの師匠である東北大学大学院堀田先生から

    次期学習指導要領における情報教育の動向と「情報科」の役割について,総括としてご講演してくださいました。

    私たち情報科の教員としては,一番知りたいところを,一番聴きたい人から聴けました。

    また,堀田先生はユーモアをはさみながら,そして,とてもわかりやすく聴きに来た先生方にお伝えしていました。

    内容は当然ですが,プレゼンの仕方などが大変勉強になりました。

     

    そして最後は懇親会です。

    楽しい時間でした,ありがとうございました。

  • 研究発表してまいりました 平成28年度 第20回視聴覚教育総合全国大会 第67回放送教育研究会全国大会 合同大会

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    レスポンス・アナライザを活用することで生徒が自分のネット依存傾向を検討する実践の報告

    11/19に,国立オリンピック記念青少年総合センターに研究発表してまいりました。

    生徒自身がネット利用に対する問題点を把握し,自分の問題意識としてネット依存を捉える実践の報告をしてまいりました。

    問題点の把握には,ネット依存尺度とネットの利用傾向をたずねるアンケートを活用しています。

    その結果をレスポンス・アナライザで回答することで生徒は自分の状況を把握し,また他者と自分の意見の違いを知り,議論を深めるという実践です。

    生徒の内省報告には,自分の利用状況の見直しや他者との意見の相違に対するものが多くあったことを報告しました。

    奈良教育大学 小柳 和喜雄先生のご講評

    奈良教育大学小柳 和喜雄先生からご講評いただきました。

    非常に情報量が多く,そしてわかりやすい講評をいただき,この短時間でどうしてここまで作れるのだと,驚かされました。

    私の実践を,以下の6点に分けて説明してくださいました。

    • 生徒がネット依存について考える学習
    • アナライザー
    • 情報モラル単元について
    • 生徒の内省報告から分かったこと
    • アナライザーの効果
    • 生徒に自己分析力をつけ、自身の改善行動につなげる

    特にびっくりしたのは,ICTの活用で学習目標へ進んでいるが,協働学習を媒介していることで,さらに学習目標への道のりが良いものになっている,

    と解説をしてくださり,発表者の私がなるほどと思いながら聞かせていただきました。

    私以外に2件の発表を同じ分科会であり拝聴しました。

    学校種が違うこともあり、逆に新鮮で参考になる点が多く、たくさんのことを得られました。

    また,他の場所でもともとお付き合いのあった先生方とお会いすることができたりと,大変充実しておりました。

    ありがとうございました。

  • 日本教育新聞(11/14)に私の実践が掲載されています

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    2016年11月14日号の日本教育新聞に私の実践が紹介されていました。

    とても記事として大きく,とても詳細に書いてくださっています。ありがたく思いました。

    機会があれば是非とも読んでください。

    記者の方が私の授業の見学をしてくださり,掲載になりました。

    また,記者の方は,授業の後の研究協議まで参加してくださり,非常に熱心に授業について考えてくださりました。

    授業の内容は,NHK for School の番組の一つであるココロ部を利用しました。

    授業の中で,生徒に視聴してもらったのは第8回「みんなに合わせる”友情”」です。

    番組は,LINEのような無料メッセージアプリのグループでのトラブルを取り扱ったものです。

    本番組は本当に良くできており,高校生を含めた大人でも最後は考えさせられる内容になっています。

    とは言ったものの,番組は小中学生を対象としたものであり,高校生はあまり対象にはしていません。

    しかし,この授業をあえて高校生に見せて,メディア・リテラシーの視点から,何を伝えたくてつくられた,どういった意図でつくられた番組なのかを生徒に考えさせるという授業内容となります。

    そして,最終的には「伝え方」が大切であること(これは番組もメッセージも含めて)に気づくという授業になっています。

    この授業の教材は,鳥取県教育委員会専任講師の今度先生と一緒につくったものです。

    また,来年度もこの授業をブラッシュアップさせて実施する予定です。

    是非とも見学にいらしてください。

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