東京都高等学校情報教育研究会 第5回研究協議会
10月23日(木)に都高情研の授業研究が,千代田区立九段中等教育学校で行われました。
私は,ほぼスタートから参加ができ,多くの先生が参加されていました。
対象は中等4年(高校1年生)であり,その「情報の科学」の授業の見学です。
内容は,ディジタル画像についてです。
前回の授業の内容についての復習のプレゼンからスタートです。
生徒は,班単位で活動しており,そのうちの一人が前回の授業を5分でプレゼンをしていました。
その時に,「次回に活かしていきたい点」,「注目してほしいこと」,「5分の使い方」などを生徒に考えさせるフィードバックを教員で行います。
この後も,教員からの問いかけに班単位で課題解決学習を続け,議論を重ねていきます。
そして,時折,教員からのアドバイスやフィードバックがあり,コミュニケーションをとりながら授業を進めていました。
この授業方法は,私の好きなスタイルの一つです。
このスタイルを続けるためには教員と生徒とのコミュニケーションが取れなければ成り立たないものです。
また,生徒同士のコミュニケーションも必要であり,そこをファシリテーションするのも教員の腕にかかっています。
ただの一斉授業であるならば,コミュニケーションが皆無であっても,ある程度は授業が成り立ちます。
しかし,こういった授業であるならば成り立ちません。
私の授業を見返すとともに,こういった試行錯誤こそが教員という仕事の醍醐味なのです。
こういった授業スタイルはアクティブラーニングや協働学習と呼ばれています。
授業を見学した後は,参加された情報科の教員の皆さんで協議をしました。
和気あいあいとしながらも,お互いに有意義な情報交換ができました。