第27回教育委員会対象セミナー(教育家庭新聞主催)にて講演しました

稲垣様 講演

セミナーにて講演をしました。

私の講演題目は,「情報モラル・著作権教育への取組み-日常を題材に-」です。

また,本ブログの写真は,教育家庭新聞社の方が撮ってくださった写真です。

ご提供ありがとうございます。

情報モラル教育の実践について話してほしい,というご依頼でしたので

自身の実践してきた情報モラル教育の授業の一部を紹介する形にしました。

実践例をいくつか紹介した後に,特に

「生徒が実際に困っていることに気づき,それをそのまま検討をする授業にする」

と強調いたしました。

目の前の生徒の実態にあっていない情報モラル教育ほど,意味のないものはありません。

目の前の生徒のニーズ(困っていること)に応えた内容であることが重要なのです。

だからこそ,常に生徒に向けてアンテナを張り続けることが大切であることを述べました。

コミュニケーションをとり生徒と話すことで,直接生徒から知ったり,アンケート等から読み取ったりして

生徒の実態把握をすることを強調しました。

情報モラル教育は,確かに,知識・理解も大切です。

しかし,ある先生が仰るように,

「知識として,この行為が悪いことはわかっている,けれどやめられない」

ということが,情報モラルの課題としては多いです。

対処としては,繰り返しになりますが,

その生徒の悩みにできる限り早く気づき,くみとり,授業にして実践することです。

授業では,互いに違う考えの生徒同士で話し合い,意見をぶつけ合い,

考えを深める,そんな作業が大切であると話しました。

こんな内容でしたが,好評を伝えに来てくださる方が多くいらっしゃいました。

そして,多くの方から個別にご意見やご質問をいただきました。

非常に私にとって実践を振り返るという,学びの時間となりました。

ありがとうございました。