2/28に日本教育工学会の研究大会に参加してきました。
広いですね・・・撮影した門は違うところでした(笑)
午前中最後に発表します。
「高校生の社会スキルと学校適応感の関連」
という題で発表しました。


2/28に日本教育工学会の研究大会に参加してきました。
広いですね・・・撮影した門は違うところでした(笑)
午前中最後に発表します。
「高校生の社会スキルと学校適応感の関連」
という題で発表しました。



先日、TFWが1/7に東京証券取引所に場所を提供していただき行われました。
今回は「ハゲタカ」シリーズの著者としても有名でらっしゃる真山仁先生との座談会でした。
私たち教員が数人と日本証券取引所の方がお二人いらっしゃるだけの,本当に贅沢な勉強会でした。
本当にものすごくタメになるというか,興奮するというか,感激するというか,そんな勉強会になったので,こちらで紹介します。
まず思ったことは,真山仁先生は教育に熱い方でした。
その勉強会でお話してくださったことを少し紹介します。
1.子どもにお金の大切さを教える
オンラインでの株等の取引を学生がやっており,そういった学生と関わることがある。
その時に気付いたこととして,100万なくなっても大してショックを受けない子が多い,ということ。
それは,自分で稼いだお金じゃないから,だとわかった。
自分で稼いだ子は一生懸命に何とかしようと頑張るから,いい成果を出す。
1万円の大切さをわかっていない子は簡単になくしてしまう。
人の金だから無くなるリスクがわかっていない。
お金の大切さ,そしてリスクを教えてあげる。
2.リスクをどう教えるか
例えば,切符売り場に目の見えない人がいたとする。
その時に,行きたい場所を聞いて,そこまでの切符を買ってきてあげる,ではダメ。
これからも買うことがあるのだから,買い方を教えてあげて,自分でやってもらわないとできるようにならない。
教育も同じ。
最初から手とり足とり教えるのではなくて,自分で判断ができるようにしてあげる。
子どもにお金の本当の重みとリスクを知ってもらう教育をすればいい。
3.聴く力を伸ばす
最近,アクティブラーニングなどがいわれているが,そこで一方的に話すだけではダメ。
聴く力,つまり,待って聴くことができる力こそ大切なのである。
話し合いでは,結論を出すことを「成功」,結論が出ないことを「失敗」と思われがちだが違う。
アクティブラーニングなどではオープンエンドで良いのである。
しかし,知識は必要である。
知識が無いのに,発言をしている人をネットでよく見かける。
本当に知識のある賢い人は,同じ目線の人たちの聴く力がある。
そして話し合いの最後に,うまい質問をぶつけてくる。
本屋さんで講演を頼まれた時などは,質疑応答の時間を多くとっている。
その方が盛り上がるからである。
しかし,変な質問や盛り下がるような質問をしてくる人もいるので,こちらとしては難しい。
聴くということは価値観を三倍くらいワイドに聴いてあげなければならないから。
4.小説はツールである
もともと新聞記者だったが,新聞記者としてリスクの大切さを書いても読んでくれない。
しかし,小説ならば読んでくれる。
自分の問題意識を小説を通じて伝えられる。
もしこうだったら,というパラレルワールドを使ってリスクを伝えられる。
私はそれをこれからも伝えていきたい。
他にも仕事のやり方で「”やりたいこと”と”やらなければならないこと”をセットにする」など・・・
まだまだ紹介しきれませんが,この辺にしておきます。
本当に知識が豊富な方で,質問にも的確に答えてくださり,話を膨らませてくださいました。
とても楽しく濃密な時間となりました。
明けましておめでとうございます。
2015年が始まりました。
今年は私の中で,飛躍の年と考えており,大きな変化がありそうな気がしています。
こちらでも,またお知らせいたします。
私は情報科教員ですが,「東京金融教育ワークショップ」という研修に参加しております。
金融教育と情報教育には密接なつながりがあると思うからです。
東京金融教育ワークショップ(以下TFW)を立ち上げた,公民科の高校教師である高橋勝也先生のお誘いだったからです。
高橋先生には以前から,大変良くしてもらっており,私が公民科と情報科のつながりを意識するようになったのは高橋先生がきっかけです。
いつかここで紹介をさせていただきたいと思っています。
今回のTFWは日本銀行で実施しました。
本当は写真を沢山撮ってこちらに掲載したかったのですが,そこは日本銀行,写真撮影は厳禁だそうです。
内容は,
1.日銀の見学
2.金融広報中央委員会の方からのご講演
3.私たち高校教員から金融教育の実践報告
という順番で実施しました。
1.日銀の見学
日銀の中は,やはり歴史を感じさせるものが多くありました。
いかにも重厚,という雰囲気を出しておりました。
1億円の札束(勿論ダミー)を持ち上げる体験もできました。
現金でこの金額をみることも,持ち上げることもないでしょう。
約10キロなのですが,なぜかもっと重く感じた人は私だけではないでしょう(笑)
2.金融広報中央員会 教育企画役 野村幸司氏 ご講演
金融教育を推進してくださっている実践報告を含めたお話でした。
学習指導要領には金融教育は載っていないそうです。
しかし,「生活設計」,「家計管理」,「経済や金融の仕組み」,「消費生活・金融トラブル防止」,「キャリア教育」
の4つの分野で金融教育を考えていくと,多くの部分が学習指導要領と重なってくるそうです。
自ら考え行動する人材を育成していくためにも,これらを教えていくことは必須だと私も思います。
特に,私は情報科のなかで「キャリア教育」を金融教育と絡めながら,教えています。
とても有用な資料もいただけました。
3.高校教員からの金融教育の実践報告
私を含め7人の高校の先生からの金融教育の実践報告をしました。
私は「なぜ〇〇しなければならないか『市場』と『情報』から考えよう」という授業を紹介しました。
〇〇には「勉強」と入ります。
授業の流れは以下のような流れです。
①情報の非対称性の説明
②テーマの再発表
③教育の価値
④お金の価値
⑤情報があることの価値
①情報の非対称性
情報が不完全だと経済がどうなるかを,有名な中古車市場を用いて話します。
簡単に言えば買い手側と売り手側の情報が同じでないと,買い手側が損をしてしまうということです。
②テーマの再発表
〇〇には勉強と入ります。
勉強をしないと,①で述べたように消費者(生徒たち)側が損をしてしまうということを解説します。
③教育の価値
「あなたたち一人ひとりにいくらの税金が使われているのか知っていますか?」
という問題提起からスタートし
こんなに使っているからこそ勉強すべきであり,さらにどこに税金を使うべきかを話し合わせます。
中古車は見分ける知識がないために,情報の非対称性があるわけです。
しかし,生徒は成績という見分ける指標が明確にあるのですが,
「成績によってかける税金の金額を変えなくていいのか?」と生徒を煽るような問題を生徒に考えさせます。
④お金の価値
ここではお金の起源から,現在は電子マネーやビットコインなどもある,ということを伝え
疑似ビットコインを使ったゲームを行います。
知識があることで,こんなに状況が変わると伝えます。
そして,「働く以外のこのような金の稼ぎ方を,あなたは親や教員になったときに子どもに教えるか」
ということを討論させます。
⑤情報があることの価値
最後に,情報はあった方がよく,あれば後は本人が選択をすればいいということを伝えます。
つまり,前の発問には,伝えて,本人に選択をさせてあげることが大切だ,と私は考えているといいます。
選択肢が多い方がいい,だからこそ勉強すべきであり,知識を増やすべきだと伝えます。
そして,お互いに知らなかったために,悲しい事件へと発展していってしまった,という事例を紹介します。
ここで授業は終わりです。
これだけの説明をすると,なかなか時間もかかってしまい,うまくできなかったかもしれませんが,
情報はパソコン教室じゃないよ,ということは,皆さんにご理解いただけたと思います。
(ついでに風邪を引いてしまっており,朦朧としながら解説しましたのでご理解いただけたか心配です(^^;)
少し風邪をひいておりましたが,お疲れ会に少し出席を出席をしました。
本当に楽しい時間になりました。



11月10日に都立三鷹中等教育学校で都高情研の研究授業が実施されました。
今回は三鷹中等教育学校の能城茂雄先生の授業です。
内容はJAVAScriptの導入部分です。
かなり丁寧な授業で,おそらくほぼ全員の生徒がきちんとついてこれるように,設定されています。
もっと早くても三鷹の生徒ならいけるんじゃないの?
と個人的には思いましたが,能城先生曰く
「プログラムは特に苦手な子もいるから,ここでプログラム嫌いを作りたくない,だから丁寧にやるのだ。」
とのことで,なるほど,と納得がいきました。
私はプログラムは駆け足で進むように授業をしており,
班単位で生徒同士が教え合いながら,与えられた課題をやる方式で授業をしています。
出来たら次の課題,という感じですね。
よって班(個人)によって到達度はバラバラです。
課題の最後まで進む生徒は10%でしょうけど,それでよいと考えていました。
それはプログラムが限られた人間に求められるものであるという私の認識があるからです。
しかし,これから義務教育段階からプログラム教育が盛んにおこなわれることになりそうです。
そうなると全員に少なくとも基礎をマスターしてもらう授業形式にする必要があるということになるでしょう。
今後のプログラム教育を高校で必修科目の情報科ではどのように取り扱うべきかを,今回の研修で考えるきっかけとなりました。




11月1日に玉川学園の研究会に出席してきました。
生徒のポスターセッションから始まり,京都大学の楠見孝先生の公演,玉川学園を含め何校かの実践紹介という内容でした。
また,懇親会も用意されており,楽しく興味深い研究会に参加できました。
楠見先生や多くの先生方からの発表の中で,「批判的思考力」の話題が出ていました。
「批判的思考力」の育成は情報科こそ中心となって育んでいく能力の一つと私は考えています。
しかし,他の教科で発表のように先進的な試みが進んでおり,情報科の私としてはとても焦りました。
これからは教科を縦割りに考えるのではなく,横につなげることで探究学習を含め様々な学習が展開できるということを再確認させられる研究会でした。


NIEを知っていますか?
NIEとはNewspaper in Educationの略で,新聞を活用した教育活動です。
社会や国語の先生が中心となっているようですが,私は以前から情報の授業に新聞を取り入れています。
前所属の都立桜修館中等での私の実践ですが,デジタル新聞を利用した授業展開がこちらに紹介されています。
宜しければご覧ください。
都立国際高校公民科の先生である宮崎三喜男先生の研究授業に参加いたしました。
本当であれば,公民科でもなく,NIEに所属しているわけでない私にはかなり行きにくい研修となったはずです。
しかし,宮崎先生は以前から仲良くしてくださり,いつか授業を見学したいと思っていたので思い切って参加しました。
国際関係という公民の授業で,題名は「ゲーム理論から国際政治を考える」という内容でした。
私はゲーム理論が大好きですので,まさしくツボの授業でした。
また,宮崎先生は日頃から語り口調が滑らかな方なのですが,授業では一層その語り口調で,非常に楽しい授業でした。
しかし,簡単で楽しいではなく,考えさせられるから楽しいと思える授業です。
内容の詳細は避けますが,簡単に説明します。
囚人のジレンマやゼロサムの考え方を,現在起きている国際関係問題にあてはめながら,新聞を使って説明したり,生徒に討論させたりする内容でした。
国際高校の生徒は世界的な役割を担う人材のタマゴたちです。
誰もが自分のことのように討論や発表をしていたかのように思えました。
また,そのあとには検討会を行い,活発な意見が出ていました。
この会には情報科の教員は私だけだったと思いますが,非常に勉強になりました。
宮崎先生を頼って,思い切って参加して良かったです。
できればまた参加させていただきたいですね。



10月25日に早稲田大学の西早稲田キャンパスで情報処理学会が主催するシンポジウムに参加してきました。
大学の先生のみが登壇する会ではなく,顔馴染みの高校の先生方も多く発表される会でした。
特に印象深かったのが,元文部科学省副大臣の鈴木寛先生の発表後の質疑応答でした。
東京大学の久野先生の質問(意見)だったのですが,簡単にまとめると
「我々は情報教育を考えている,教育の情報化と一括りにされても困る」というものでした。
それに対し鈴木先生は,「教育の情報化をすすめることで,一緒に情報教育も伸びる」という感じの返答でした。
私も常に思うところなので非常に印象深かったのです。
確かに,「教育の情報化」と「情報教育」はいつも一緒に語られやすいのです。
しかし,結構,意味合いが違います。
前者は教育全体の情報化を進めるものであり,後者はどのように情報教育を行っていくかが焦点になります。
とは言うものの,私は「情報教育」を仕事にしていますが,「教育の情報化」にも興味があり,その検討を続けています。
「情報モラル教育」に思い入れがあるのも,その部分との関連があるからでしょう。
教育の情報化を進めるときに,情報モラルの観点は必要不可欠であると考えるからです。
シンポジウムの後の懇親会にも出席しました。
沢山の先生との出会いがあり,さまざまなお話を頂くことができました。
そこでのお話から,私の授業に新しいことを取り入れる予定です。
まだ未定ではありますが,楽しみです。
よろしくお願いします。



10月23日(木)に都高情研の授業研究が,千代田区立九段中等教育学校で行われました。
私は,ほぼスタートから参加ができ,多くの先生が参加されていました。
対象は中等4年(高校1年生)であり,その「情報の科学」の授業の見学です。
内容は,ディジタル画像についてです。
前回の授業の内容についての復習のプレゼンからスタートです。
生徒は,班単位で活動しており,そのうちの一人が前回の授業を5分でプレゼンをしていました。
その時に,「次回に活かしていきたい点」,「注目してほしいこと」,「5分の使い方」などを生徒に考えさせるフィードバックを教員で行います。
この後も,教員からの問いかけに班単位で課題解決学習を続け,議論を重ねていきます。
そして,時折,教員からのアドバイスやフィードバックがあり,コミュニケーションをとりながら授業を進めていました。
この授業方法は,私の好きなスタイルの一つです。
このスタイルを続けるためには教員と生徒とのコミュニケーションが取れなければ成り立たないものです。
また,生徒同士のコミュニケーションも必要であり,そこをファシリテーションするのも教員の腕にかかっています。
ただの一斉授業であるならば,コミュニケーションが皆無であっても,ある程度は授業が成り立ちます。
しかし,こういった授業であるならば成り立ちません。
私の授業を見返すとともに,こういった試行錯誤こそが教員という仕事の醍醐味なのです。
こういった授業スタイルはアクティブラーニングや協働学習と呼ばれています。
授業を見学した後は,参加された情報科の教員の皆さんで協議をしました。
和気あいあいとしながらも,お互いに有意義な情報交換ができました。