月: 2015年1月

  • 東京金融教育ワークショップwith真山仁先生

    東京金融教育ワークショップwith真山仁先生

    真山仁先生とTFWのメンバー

    先日、TFWが1/7に東京証券取引所に場所を提供していただき行われました。

    今回は「ハゲタカ」シリーズの著者としても有名でらっしゃる真山仁先生との座談会でした。

    私たち教員が数人と日本証券取引所の方がお二人いらっしゃるだけの,本当に贅沢な勉強会でした。

    本当にものすごくタメになるというか,興奮するというか,感激するというか,そんな勉強会になったので,こちらで紹介します。

    まず思ったことは,真山仁先生は教育に熱い方でした。

    その勉強会でお話してくださったことを少し紹介します。

    1.子どもにお金の大切さを教える

    オンラインでの株等の取引を学生がやっており,そういった学生と関わることがある。

    その時に気付いたこととして,100万なくなっても大してショックを受けない子が多い,ということ。

    それは,自分で稼いだお金じゃないから,だとわかった。

    自分で稼いだ子は一生懸命に何とかしようと頑張るから,いい成果を出す。

    1万円の大切さをわかっていない子は簡単になくしてしまう。

    人の金だから無くなるリスクがわかっていない。

    お金の大切さ,そしてリスクを教えてあげる。

    2.リスクをどう教えるか

    例えば,切符売り場に目の見えない人がいたとする。

    その時に,行きたい場所を聞いて,そこまでの切符を買ってきてあげる,ではダメ。

    これからも買うことがあるのだから,買い方を教えてあげて,自分でやってもらわないとできるようにならない。

    教育も同じ。

    最初から手とり足とり教えるのではなくて,自分で判断ができるようにしてあげる。

    子どもにお金の本当の重みとリスクを知ってもらう教育をすればいい。

    3.聴く力を伸ばす

    最近,アクティブラーニングなどがいわれているが,そこで一方的に話すだけではダメ。

    聴く力,つまり,待って聴くことができる力こそ大切なのである。

    話し合いでは,結論を出すことを「成功」,結論が出ないことを「失敗」と思われがちだが違う。

    アクティブラーニングなどではオープンエンドで良いのである。

    しかし,知識は必要である。

    知識が無いのに,発言をしている人をネットでよく見かける。

    本当に知識のある賢い人は,同じ目線の人たちの聴く力がある。

    そして話し合いの最後に,うまい質問をぶつけてくる。

    本屋さんで講演を頼まれた時などは,質疑応答の時間を多くとっている。

    その方が盛り上がるからである。

    しかし,変な質問や盛り下がるような質問をしてくる人もいるので,こちらとしては難しい。

    聴くということは価値観を三倍くらいワイドに聴いてあげなければならないから。

    4.小説はツールである

    もともと新聞記者だったが,新聞記者としてリスクの大切さを書いても読んでくれない。

    しかし,小説ならば読んでくれる。

    自分の問題意識を小説を通じて伝えられる。

    もしこうだったら,というパラレルワールドを使ってリスクを伝えられる。

    私はそれをこれからも伝えていきたい。

    他にも仕事のやり方で「”やりたいこと”と”やらなければならないこと”をセットにする」など・・・

    まだまだ紹介しきれませんが,この辺にしておきます。

    本当に知識が豊富な方で,質問にも的確に答えてくださり,話を膨らませてくださいました。

    とても楽しく濃密な時間となりました。

  • 東京金融教育ワークショップin日本銀行

    明けましておめでとうございます。

    2015年が始まりました。

    今年は私の中で,飛躍の年と考えており,大きな変化がありそうな気がしています。

    こちらでも,またお知らせいたします。

    私は情報科教員ですが,「東京金融教育ワークショップ」という研修に参加しております。

    金融教育と情報教育には密接なつながりがあると思うからです。

    東京金融教育ワークショップ(以下TFW)を立ち上げた,公民科の高校教師である高橋勝也先生のお誘いだったからです。

    高橋先生には以前から,大変良くしてもらっており,私が公民科と情報科のつながりを意識するようになったのは高橋先生がきっかけです。

    いつかここで紹介をさせていただきたいと思っています。

    今回のTFWは日本銀行で実施しました。

    本当は写真を沢山撮ってこちらに掲載したかったのですが,そこは日本銀行,写真撮影は厳禁だそうです。

    内容は,

    1.日銀の見学

    2.金融広報中央委員会の方からのご講演

    3.私たち高校教員から金融教育の実践報告

    という順番で実施しました。

    1.日銀の見学

    日銀の中は,やはり歴史を感じさせるものが多くありました。

    いかにも重厚,という雰囲気を出しておりました。

    1億円の札束(勿論ダミー)を持ち上げる体験もできました。

    現金でこの金額をみることも,持ち上げることもないでしょう。

    約10キロなのですが,なぜかもっと重く感じた人は私だけではないでしょう(笑)

    2.金融広報中央員会 教育企画役 野村幸司氏 ご講演

    金融教育を推進してくださっている実践報告を含めたお話でした。

    学習指導要領には金融教育は載っていないそうです。

    しかし,「生活設計」,「家計管理」,「経済や金融の仕組み」,「消費生活・金融トラブル防止」,「キャリア教育」

    の4つの分野で金融教育を考えていくと,多くの部分が学習指導要領と重なってくるそうです。

    自ら考え行動する人材を育成していくためにも,これらを教えていくことは必須だと私も思います。

    特に,私は情報科のなかで「キャリア教育」を金融教育と絡めながら,教えています。

    とても有用な資料もいただけました。

    3.高校教員からの金融教育の実践報告

    私を含め7人の高校の先生からの金融教育の実践報告をしました。

    私は「なぜ〇〇しなければならないか『市場』と『情報』から考えよう」という授業を紹介しました。

    〇〇には「勉強」と入ります。

    授業の流れは以下のような流れです。

    ①情報の非対称性の説明

    ②テーマの再発表

    ③教育の価値

    ④お金の価値

    ⑤情報があることの価値

    ①情報の非対称性

    情報が不完全だと経済がどうなるかを,有名な中古車市場を用いて話します。

    簡単に言えば買い手側と売り手側の情報が同じでないと,買い手側が損をしてしまうということです。

    ②テーマの再発表

    〇〇には勉強と入ります。

    勉強をしないと,①で述べたように消費者(生徒たち)側が損をしてしまうということを解説します。

    ③教育の価値

    「あなたたち一人ひとりにいくらの税金が使われているのか知っていますか?」

    という問題提起からスタートし

    こんなに使っているからこそ勉強すべきであり,さらにどこに税金を使うべきかを話し合わせます。

    中古車は見分ける知識がないために,情報の非対称性があるわけです。

    しかし,生徒は成績という見分ける指標が明確にあるのですが,

    「成績によってかける税金の金額を変えなくていいのか?」と生徒を煽るような問題を生徒に考えさせます。

    ④お金の価値

    ここではお金の起源から,現在は電子マネーやビットコインなどもある,ということを伝え

    疑似ビットコインを使ったゲームを行います。

    知識があることで,こんなに状況が変わると伝えます。

    そして,「働く以外のこのような金の稼ぎ方を,あなたは親や教員になったときに子どもに教えるか」

    ということを討論させます。

    ⑤情報があることの価値

    最後に,情報はあった方がよく,あれば後は本人が選択をすればいいということを伝えます。

    つまり,前の発問には,伝えて,本人に選択をさせてあげることが大切だ,と私は考えているといいます。

    選択肢が多い方がいい,だからこそ勉強すべきであり,知識を増やすべきだと伝えます。

    そして,お互いに知らなかったために,悲しい事件へと発展していってしまった,という事例を紹介します。

    ここで授業は終わりです。

    これだけの説明をすると,なかなか時間もかかってしまい,うまくできなかったかもしれませんが,

    情報はパソコン教室じゃないよ,ということは,皆さんにご理解いただけたと思います。

    (ついでに風邪を引いてしまっており,朦朧としながら解説しましたのでご理解いただけたか心配です(^^;)

    少し風邪をひいておりましたが,お疲れ会に少し出席を出席をしました。

    本当に楽しい時間になりました。

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