都立町田高校へ研究授業を見学に行きました。
小原先生のすごい授業です。
いつも小原先生の授業は参考になります。
沢山得るものを持って帰りました。
ありがとうございました。
都立町田高校へ研究授業を見学に行きました。
小原先生のすごい授業です。
いつも小原先生の授業は参考になります。
沢山得るものを持って帰りました。
ありがとうございました。
いつもお世話になっている、都立立川高校の佐藤先生の授業を見学に行きました。
佐藤先生は、職人のようにいつも工夫された授業を作ります。
それは莫大な知識量と経験に基づくものなのだろうな、といつも感心しています。
ちなみに佐藤先生の授業をもとに授業を作ることもよくあります。
今回の授業もとても工夫のされたものでした。
都高情研の夏季研修会を実施しました。
私がよくお世話になっている、富士通ユニバーシティの西川さんに無理を言ってお願いして作ることができた研修です。
午前中は富士通研究所を見学をしてもらいました。
そして、午後は富士通エフサスにて、企業の先端の研修室の見学し、その研修会場を利用して、企業人と教員の交流を深める研修をしました。
私としてはとても有意義な研修となったのですが、皆さんはどうだったかなぁ・・・心配です。
富士通研究所、富士通エフサスのご担当の皆さま、西川さん、本当にありがとうございました。
都立町田高校で実施された新学習指導要領専門委員会に参加しました。
新学習指導要領では、「社会と情報」「情報の科学」が統合され「情報Ⅰ」となります。
さらに情報Ⅰの積み上げ科目である情報Ⅱができます。
情報科入試を踏まえての変革であると考えます。
はじまるまでのんびり構えているわけにもいきません。
とにかく準備を始めていきます。
そんな委員会です。
都立日比谷高校の授業ツアーに行ってまいりました。
授業者の田中洋先生は、都高情研の役員の中でも中心的な役割を担ってくださっています。
また、個人的にも様々な相談に乗ってくださる、とても頼れる先生です。
さて、本日の田中先生の授業は、「情報のデジタル化」です。
「情報のデジタル化」と「情報通信ネットワークのしくみ」の中から、グループでテーマを選び、学びを進めており、その発表を見ることができました。
ルーブリックを用いた生徒による相互評価も実施されていました。
見学終了後の研究協議では、グループ学習の流れや進め方、グループ学習に入る前の授業内容、グループ学習における教師の関わり方などをテーマに協議が行われました。
小原先生には本当にいつもお世話になっているとともに、尊敬する先生です。
さて、その小原先生の授業ツアーに参加しました。
授業は、問題解決における問題の整理の授業でした。
原因と解決策を見やすく表した「IE図」を使って問題を整理し、意思決定を行う演習でした。
生徒は、この実習を通して話し方や聴き方についての学びを繰り返し、それを生徒に身につけていると、研究協議会の中で、小原先生が述べておりました。
ちなみに実はこの小原先生の授業は何度も見せていただいております。
しかし、そのたびに学ぶものがあります。
また、その影響を受けて、私は問題解決の分野は特に重んじるようになりました。
都高情研の名物、授業ツアーに参加してまりました。
私は都高情研の研究研修部で部長をやらせていただいており、授業ツアーのその研究研修部での事業の一環となっています。
今回は、いつもお世話になっている先輩、都立三鷹中等教育学校の能城茂雄先生の授業です。
AND回路・OR回路・NOT回路を組み合わせて実際のボードでどのように動作するのかを確認する授業です。
生徒はPCの画面上よりも、実機で確認することのできる面白さを感じていました。
プログラミング教育もそうですが、こういった範囲の学習にはPCだけではなく、別の実機を使って体験の伴う実習をすることで、理解を深めることが良いと考えられています。
また、私も今回参加することで、そう思う契機となりました。
こういった実習の難点は準備が少し大変であり、導入に踏み切るのに少し抵抗があります。
しかし、生徒が興味深く操作する姿を見ると、私も導入してみようかなと思いました。
授業してくださった能城先生、参加されてた先生方、ありがとうございました。
東京都が実施する情報モラル教育の研修を受けてきました。
東京都立墨田川高等学校の椋本哲也先生と静岡大学准教授の塩田真吾先生です。
椋本先生の所属する墨田川高校は情報モラル推進校であり、そこでの取り組みの紹介でした。
また、塩田先生は東京SNSルールという教材をおつくりになった先生ですので、その紹介等が行われました。
とてもいい研修であったと思います。
研究大会が行われました。
今回は発表者ではなく、皆さんの発表を聴く側として参加しました。
大変有意義な時間になりました。
10年研修として授業の見学に行きました。
場所は東京都立富士高等学校です。
都立の中高一貫校の一つです。
随分と駅から近いのです。
駅から近いのはいいですね。
10年研修の一環として、研修に参加してまいりました。
場所はいつもの教職員研修センターです。
教科調査官の鹿野先生、指導教諭の小原先生、小松先生のお話を聴いてきました。
研修の後には楽しい時間を過ごしました。
の実践を東京都高等学校情報教育研究会の研究授業(授業ツアー)として実践発表をいたしました。
この授業は,NHK for Schoolの番組である「ココロ部」の第8回「みんなに合わせる”友情”」を利用して高校生に無料通話アプリの使い方を検討するとともに,メディア・リテラシーを育成する目的で実施しています。
元々この学校放送は小学生,中学生向けに作られた「道徳」の内容です。
SNSの利用と友情を考えさせる番組です。
このまま高校生に利用しても良い深い内容であり,番組自体はオープンエンドで生徒はとても考えさせられます。
しかし,そのままこの番組を利用するのではなく,
「なぜNHKはこのような番組を小中学生向けとして作成したのか」
を生徒に考えさせ,さらに,
「なぜ情報モラル教材はネガティブな教材が多いのか」
ということを考えさせるという,メディア・リテラシーの考え方も取り入れた内容としました。
生徒からの反応も良く,生徒の自由記述にも
「SNSの利用」「メディア・リテラシー」「伝えている情報の意味」など,様々なことを考え記述していました。
また,本授業の様子は,日本教育新聞(11月14日)に掲載されています。
本ブログでも紹介していますので,合わせてご覧ください。
また,写真も日本教育新聞社の記者の方から頂いたものです。
ありがとうございました。
東京都立町田高校の小原格先生の「問題解決」の授業を見学してまいりました。
見学した授業の目標は
「問題解決の流れやプランニングの重要性を踏まえ,アイデアを導いたり整理したりする方法に興味関心を持つとともに,実際にそれらの方法を活用することにより,思考力や判断力を高める」
というものです。
授業は封筒の使い道を生徒に考えさせることをまず考えさせて,アイスブレークしました。
生徒の雰囲気が変わったところで,次に鉛筆の使い道を考えさせ,さらに全員に答えさせるという実習をしていました。
できるだけ被らないようにアイディアを出そうと苦労する生徒もいますが,途中で少し変えたり考え方を追加することに気づきます。
それが,ブレーンストーミングの考え方の導入となっていました。
次にブレーンストーミングのルールを小原先生から伝え,ブレーンストーミングの演習を3回実践していました。
生徒からは笑い声が聞こえたり,真剣な顔で話したりと,とても楽しい環境の中でブレーンストーミングの基礎を体験的に身につけていくことが観察できました。
とても穏やかな雰囲気でありながら一定の緊張感のある,生徒にとっては非常に参加意識の高い授業となっていました。
授業後は研究協議会を行いました。
この授業の解説とともに,今後の問題解決授業のあり方を検討しました。
東京都市大学付属中学校・高等学校の神藤健朗先生の授業をみにいきました。
都高情研の研修の一つである授業ツアーです。
本年度の第1回目が神藤先生の授業です。
今回見学させていただいた授業は簡単に言うと,偉人を調べまとめて,プレゼンをするというものです。
生徒にやり方は任せており,生徒は自身たちで試行錯誤をする授業となっています。
しかし,完全な自由というわけでは無く,そこは神藤先生の巧みな授業運びにあるのです。
プロジェクト学習,アクティブラーニング,そんな言葉があてはまる授業です。
生徒は楽しそうにしており,とてものびのびと授業に参加していたように思えます。
ありがとうございました。
東京都高等学校情報教育研究会にて発表してまいりました。
タイトルは,「情報モラルをメディア・リテラシーの視点から考える授業実践」としました。
多くの皆さんから,様々な感想やご意見をいただきました。
本当にありがとうございます。
この発表での大きな役割は,高校でも学校放送を利用してみようということです。
確かに学校放送は高校生向けのものより,小学生向けのものが多いです。
しかし,秀逸な番組が多くあります。
学校放送をうまく利用して高校生でも使える教材としたのが本実践です。
この授業では,この番組を小学生にみせるのは何を知らせたいのか。
この番組作成者の番組作成の意図は何だろう。
こんなことを,メディアリテラシー教育を含めつつ指導するものです。
多くの生徒から,とても面白かったという感想がもらえた授業の一つとして紹介しました。
ついに開発委員会の最後の会となりました。
資料発表会として,今までの成果を発表するものです。
残念ながらあまり多くの先生方に来ていただくことはできませんでした。
しかし,ご講評いただきました,文部科学省教科調査官の鹿野先生,
聴きに来てくださった,全国高等学校情報教育研究会,東京都高等学校情報教育研究会会長の牛来校長先生
などそうそうたるメンバーがいらっしゃいました。
開発委員会は東京都の研究としてはかなり高いレベルのものであると聞いています。
しかし,私の研究は稚拙なもので,本当に後悔をしています。
もっと質の高いものを皆さんに提供できたかもしれないのに,忙しさに負けてしまった,と思っています。
そうは思っていますが,やり遂げた気持ちはあります。
それは一緒に研究をした仲間,そして指導してくださった先生方がいたからだと思います。
ご指導くださった,都立第五商業高校の佐藤校長先生,東京都教育委員会統括指導主事の丸茂先生,
そして,ともに研究で高めあいました,開発委員会の先生方に本当に感謝いたします。
ありがとうございました。
これからも,東京都の教育を高める研究をしていきたいと考えています。
ぜひとも一緒に研究をし,互いに教育について語り合えるような
そんなお付き合いを願っています。
今後ともよろしくお願いします。
開発委員会の検証授業の見学に行ってきました。
今回は狛江市立狛江第五小学校の竹谷正明先生の授業です。
算数の授業にタブレット機器を導入したものでした。
タブレットには先生が用意した素材もあり,それらを利用して新たに学んだ内容の問題を解くものでした。
生徒はタブレット機器をうまく利用して,思考をしておりました。
また,最終的にはそれぞれの生徒の答えを,正面のプロジェクタに映し,発表をしました。
特に班単位で,解き方を互いに発表をする姿が,小学生とは思えない良い発表でした。
おそらく,日頃から発表をしており,竹谷先生に鍛えられているのだろうな,
そのように感じる授業でした。
今回の授業も大きな学びを得られました。
ありがとうございました。
研究授業の公開をしました。
授業内容は「情報科が行う主権者教育」です。
来年から18歳にも選挙権が与えられます。
本授業を受けている高校三年生は選挙に関わる活動をすることができます。
選挙,日本の政治に興味を持ってもらうとともに,
主権者として情報社会にどのように参加していけばよいのかを考え,
さらに私の思いを伝える授業となりました。
内容は・・・
ジレンマを感じるようなトレードオフの問題を生徒は考え,
同じ班の友人と話し合う,その繰り返しをさせます。
そして,最終的には情報社会の大きなジレンマ課題を
生徒自身が未来に政治家となったと想定し考えさせました。
そしてその課題の解決を目指すためにどうすればよいのかを考え
班の意見をまとめ,班単位でプレゼンをさせるという授業内容です。
この授業には多くの時間と多くの資料を使い,
そして多くの人のアドバイスのお蔭で作成できました。
東京都選挙管理委員会の方
親しくしていただいている公民科の先生
そして,事前アンケートなどに協力してくれた生徒たち
そういった人々の協力で作成できたのです。
情報科で主権者教育を取り扱うというのは,かなり挑戦的なものですが,
私は大切であると確信し実施しました。
もちろん,新たな試みですから課題は多くあります。
しかし,これからの日本の未来を背負う生徒たちに
考える契機を持たせたく,本授業をしました。
今後もこういった挑戦的な試みはしていきたいと思います。
授業を観に来てくださった多くの方々に感謝します。
予想より,本当に多くの方(20名弱)に来ていただきました。
本当にありがとうございました。
東京都開発委員会にて研究授業を行いました。
午後の5,6時間目の授業を見学していただきました。
授業を公開するのは3か月ぶり位であり,
良い緊張感がありました。
内容はコミュニケーションをするためのアプリについてです。
生徒には事前にアプリの利用傾向についてアンケートをとりました。
その結果を生徒に見せ,利用のあり方について検討をする契機としました。
その後,アプリの利用についての多くの問いを一人で考えさせ,
次に班で自身の意見を述べ,班単位で意見の検討と調整をさせて,
最終的にはプレゼンをする,という授業の流れとしました。
プレゼンの内容は,
「スマホを利用し始めたばかりの中学生に向けて,利用のあり方について啓発をするプレゼン」
をするつもりで実施せよ,というものにしました。
授業後に書かせた生徒の自由記述欄には,
「スマホの使い方について再考するきっかけになった」,
「人に伝えることで,利用方法を考え直す機会となった」等といった,
自身のスマホの利用のあり方について再検討をする,というような感想が多く書かれていました。
授業後には研究協議を行い,
多くの示唆に富んだ意見を頂けました。
非常に参考になりました。
授業を公開することは,とても緊張することなのですが,
こういった意見を頂けることが非常に嬉しく思います。
開発委員会の検証授業の見学に行ってきました。
今回は葛飾区立中川中学校の大山剛史先生の授業です。
SNSで起きている問題を生徒同士話合わせ,発表をさせていく授業内容でした。
また授業をアクティブラーニングで実施しており,エキスパート活動やジグソー活動を取り入れた先進的な授業形態でした。
また大山先生は時間をきちんと守り,生徒はその時間に合わせて動くことができておりました。
それは,日頃からの大山先生の指導がうまくいっている証拠にも思えました。
今回の授業も大きな学びを得られました。
ありがとうございました。
本日は開発委員会で,都立青峰学園にいきました。
青峰学園にて情報の授業を担当し,ともに開発委員会で一緒に研究をする仲間である細川先生の授業を見学してきました。
細川先生の人間性がにじみ出る温かい授業でした。
内容は学園のWebページの掲示板の返答についての考察と実践です。
生徒はネットではどの様な気遣いが必要であるのかを自身で気づき,さらに学んでいました。
このような言い方は語弊があるのかもしれん。しかし,敢えて言うのですが・・・
授業内容,生徒の様子を観察しても,特別支援学校の授業とは思えません。
かなりハイレベルな内容でした。
細川先生をはじめ,青峰学園の先生方の親身な指導の繰り返しから,このような生徒が育つのだと感心いたしました。
非常に参考になる授業を見させていただきました。
ありがとうございました。
東京都NIE高校部会に参加してまいりました。
今回は仲良くしている公民科教員の宮崎三喜男先生の実践発表を聴きました。
「ハイジャック機撃墜法」について考えさせる内容でした。
いつながら,奥の深いジレンマを考えさせる,宮崎先生らしい実践の発表でした。
私もジレンマを生徒に考えさせることにこだわりがあります。
今後も参考にさせていただきます。
私の所属する都高情研の研修会に参加しました。
研修はLife is Tech!の見学とその体験がメインです。
午前中にLife is Tech!社の講演と中高生ITキャンプの見学です。
中高生とは思えないハイレベルなプログラミングをチーム単位で行っていました。
とても活気あふれる雰囲気で行われていたのが印象的でした。
午後は「マインクラフト」を用いたプログラミング体験会でした。
現場でどのように導入するか,といった議論を行いました。
プログラミング教育は情報科で今後さらに求められると考えます。
情報科は普通科に通う高校生は全員が学ぶ教科であるからこそ,どういった内容を学ばせていけばよいのかを検討しました。
TFW(東京金融教育ワークショップ)が東京証券取引所で行われました。
私と仲良くしていただいている,高橋勝也先生にお誘いいただいた,金融教育のワークショップです。
情報科教員の私としては,情報社会と金融(経済)との関係を生徒に伝えるために勉強させてもらっています。
公民科の先生が中心ですが,情報科の私には多くの学びがあります。
今回は・・・
がメインとなる研修でした。
鈴木さんは「会社四季報」の見方をわかりやすく解説し,我々が生徒に伝えるポイントを説明してくださいました。
高田創さんは,「国債暴落」(中央公論新社)の著者であり,その解説をしてくださいました。
私には敷居の高い内容ではありましたが,非常に勉強になりました。
東京都情報教育研究部会開発委員会に参加してまいりました。
今回は,東京都立第五商業高校が会場校です。
本開発委員会には第五商業の佐藤校長先生が指導者として入ってくださっているので,今回は第五商業で実施となりました。
夏休みであるので,1日かけてじっくりと研究に向き合いました。
研究テーマが絞られ,実際どの様な研究をしていくのかを語り合いまとめました。
私たち部員は非常に有意義な時間となり,今後の研究のための実践授業をどの様に行えばいいのかを示唆するものとなりました。
そして,暑気払いもかねて,本開発委員会では初めての食事会ができました。
そこでも教育に対しての熱意が込み上げ,東京の教育を良くしていこう,と皆で決意をしました。
とても良い時間になりました。
佐藤先生,ありがとうございました。
開発委員会に参加するために「豊島区立豊成小学校」に行ってまいりました。
豊成小学校は非常に先進的な試みをしており,タブレットで双方向の授業ができるシステムとなっていました。
また印象的だったのは,タブレット上で互いに付箋を書き込み,貼り付けていくとリアルタイムに同期されていくところでした。
いつも思うのが,付箋と模造紙を使って意見をまとめさせても,準備や保存が面倒でした。
また保存のために写真を撮るのですが,付箋の編集はできません。
しかし,この環境ならばそれらを解決していました。
紙と同じであるならばICT化する必要ないと私は思います。
しかし,このように明らかにICT化した方が良いところは,どんどん取り入れるべきだと思います。
中学,高校教育の日米の比較を検討するシンポジウムに行ってきました。
実施された場所が経団連会館であり,会館に入れるだけでも面白いな,と思いせっかくお誘いいただいたので参加してきました。
アメリカの先生方が前で話して,モデレーターの澤圭一郎さん(毎日新聞横浜支局長)が中心となって質問をしていく形式です。
しかし,内容もなかなか興味深いもので,聴きに行って良かったです。
ちなみに同時通訳のシステムがありましたので,日本語できけました。
特に多かったのがアメリカの低所得者層の問題でした。
以前の日本では,そういった問題は少なかったかもしれません。
しかし,現在は多く報道されるように,考えていく必要が出てきました。
どのような対応が必要かのヒントを頂けたと思います。
また,スマホの利用の仕方について発表されている先生がおりました。
まさしく日本と同じような問題が起きていることがわかりました。
私としては自身の研究分野としても考えている部分でしたので,アメリカの状況は非常に興味深かったです。
授業形態の話にもなりました。
日本は一斉講義型の授業が多く実施されています。
しかし,最近は日本でも,アクティブラーニングをはじめとした,生徒主体型のディスカッションやプレゼンを多く行う授業形態をすすめられるようになってきています。
私自身もそういった授業形態が良いと考え,できる限り取り入れています。
アメリカはすでにそういった形式で授業がなされており,そのことでアドバイスをしてくれました。
特に印象的だったのは,
「・・・アクティブラーニングを導入してもいいが,しかし,日本らしさを忘れてはならない」
というアドバイスでした。
アメリカの先生方から見ると,視察した日本の学校の生徒は規律正しいようです。
それは一斉講義型であるからこそ,統制がとりやすいと思われるという指摘でした。
もしかしたらアクティブラーニングなどを取り入れ生徒主体型にしてしまうと,統制がとりにくくなってしまう,というお話に繋がっていきました。
なるほど,日本の良さを活かしたアクティブラーニングを考えていく必要があるのだ,と思いました。
後半は交流会が行われ,多くの方とお話ができました。
アメリカの先生方とは話せませんでした・・・英語をもっとやっておけば,と思いました。
しかし,多くの素敵な方々との出会いがあり,非常に有意義でした。
ありがとうございました。
ボスニア・ヘルツェゴビナ国研修員の方々と都高情研の先生方で意見交換会を,幡ヶ谷にあるJICA東京で行いました。
ボスニア・ヘルツェゴビナのどのような方々が来られるのかはあまり知りませんでしたが,自己紹介をいただきましたら国家の要職に就かれているような凄い方々でした。
しかし,そういった方々が日本の情報教育に興味を持ってくださり,このような会を実施することこそ,世界というレベルで情報教育の大切さが言われている証拠の一つだろうと思いました。
また,情報教育の内容を細かく知りたい,というよりも来ている方の立場なのでしょうけれど,どちらかというと制度的なところなどの質問が多くありました。
学習指導要領や都立学校学力スタンダードについて,教員という仕事(の人気)について,そして教員の評価について,などなど私自身もそのやり取りを聴きながら,いろいろ考えるきっかけになりました。
また教育内容については,プログラミング,論理的思考,IT教育とIT企業が求める能力のギャップ,創造性,などの話が出ました。
そして,素敵なお土産をいただき,皆で記念写真を撮って解散となりました。
ありがとうございました。
この後は,都高情研の先生方で打ち上げをして・・・楽しい夜を満喫しました。
本年度,情報教育研究開発委員に任命いただきました。
私は情報教育研究開発委員7名の一人として東京都の情報教育の開発に関わることとになりました。
平成24年度に東京都研究員をやらせていただいたので,開発委員会はその続きに近い位置付けでしょうか。
先日,1回目の顔合わせが東京都教職員研修センターであり,具体的な研究開発の始動となる打合せがありました。
第2回目の今回は葛飾区中川中学校で実施されました。
中川中の大山先生は今回世話人をしていただいております。
非常に心配りができる先生で,今回もとても丁寧な対応をしてくださり,とてもありがたかったです。
内容は,研究主題の設定や研究の方向性の検討を行いました。
KJ法に近い方法で,研究員の皆さんの考え方の方向性もまとめました。
まだ始まったばかりですが,とても興味深い研究になりそうな気がしています。
今日は日本プレスセンターで行われた,NIE推進協議会に出席してきました。
読売新聞の記者である,桜木剛志さんのご講演が今回のメインです。
桜木さんは,多くの海外経験やラジオ番組に携わったりなど,多くの経験を重ねた後に新聞記者となられた方です。
また,私と年齢が近いこともあって,共感をしつつお話を聴くことが出来ました。
「新聞記事で日本が変わることもある,責任のある仕事です」と仰っていました。
社会に大きな影響を与える「新聞記事」を書く人が同年代にいるということ,そしてその人に会えたことも,嬉しく思いました。
帰りは,本会に誘ってくれた,都立国際高校の公民科の宮崎先生と飲みました。
これからの私たちの在り方と言いましょうか,人生について語った気がします。
いかにも酔っぱらいなテーマなのですが,本気で語り合えたと思います。
宮崎先生も私と同年代,といいますか同じ歳です。
同じ歳なのにも関わらず,公民科教育では相当有名な先生です。
しかし,その宮崎先生も様々な紆余曲折があって今があります。
この世代は悩むのでしょうかね。
互いに語る楽しい飲み会になりました。
2/28に日本教育工学会の研究大会に参加してきました。
広いですね・・・撮影した門は違うところでした(笑)
午前中最後に発表します。
「高校生の社会スキルと学校適応感の関連」
という題で発表しました。
先日、TFWが1/7に東京証券取引所に場所を提供していただき行われました。
今回は「ハゲタカ」シリーズの著者としても有名でらっしゃる真山仁先生との座談会でした。
私たち教員が数人と日本証券取引所の方がお二人いらっしゃるだけの,本当に贅沢な勉強会でした。
本当にものすごくタメになるというか,興奮するというか,感激するというか,そんな勉強会になったので,こちらで紹介します。
まず思ったことは,真山仁先生は教育に熱い方でした。
その勉強会でお話してくださったことを少し紹介します。
1.子どもにお金の大切さを教える
オンラインでの株等の取引を学生がやっており,そういった学生と関わることがある。
その時に気付いたこととして,100万なくなっても大してショックを受けない子が多い,ということ。
それは,自分で稼いだお金じゃないから,だとわかった。
自分で稼いだ子は一生懸命に何とかしようと頑張るから,いい成果を出す。
1万円の大切さをわかっていない子は簡単になくしてしまう。
人の金だから無くなるリスクがわかっていない。
お金の大切さ,そしてリスクを教えてあげる。
2.リスクをどう教えるか
例えば,切符売り場に目の見えない人がいたとする。
その時に,行きたい場所を聞いて,そこまでの切符を買ってきてあげる,ではダメ。
これからも買うことがあるのだから,買い方を教えてあげて,自分でやってもらわないとできるようにならない。
教育も同じ。
最初から手とり足とり教えるのではなくて,自分で判断ができるようにしてあげる。
子どもにお金の本当の重みとリスクを知ってもらう教育をすればいい。
3.聴く力を伸ばす
最近,アクティブラーニングなどがいわれているが,そこで一方的に話すだけではダメ。
聴く力,つまり,待って聴くことができる力こそ大切なのである。
話し合いでは,結論を出すことを「成功」,結論が出ないことを「失敗」と思われがちだが違う。
アクティブラーニングなどではオープンエンドで良いのである。
しかし,知識は必要である。
知識が無いのに,発言をしている人をネットでよく見かける。
本当に知識のある賢い人は,同じ目線の人たちの聴く力がある。
そして話し合いの最後に,うまい質問をぶつけてくる。
本屋さんで講演を頼まれた時などは,質疑応答の時間を多くとっている。
その方が盛り上がるからである。
しかし,変な質問や盛り下がるような質問をしてくる人もいるので,こちらとしては難しい。
聴くということは価値観を三倍くらいワイドに聴いてあげなければならないから。
4.小説はツールである
もともと新聞記者だったが,新聞記者としてリスクの大切さを書いても読んでくれない。
しかし,小説ならば読んでくれる。
自分の問題意識を小説を通じて伝えられる。
もしこうだったら,というパラレルワールドを使ってリスクを伝えられる。
私はそれをこれからも伝えていきたい。
他にも仕事のやり方で「”やりたいこと”と”やらなければならないこと”をセットにする」など・・・
まだまだ紹介しきれませんが,この辺にしておきます。
本当に知識が豊富な方で,質問にも的確に答えてくださり,話を膨らませてくださいました。
とても楽しく濃密な時間となりました。
明けましておめでとうございます。
2015年が始まりました。
今年は私の中で,飛躍の年と考えており,大きな変化がありそうな気がしています。
こちらでも,またお知らせいたします。
私は情報科教員ですが,「東京金融教育ワークショップ」という研修に参加しております。
金融教育と情報教育には密接なつながりがあると思うからです。
東京金融教育ワークショップ(以下TFW)を立ち上げた,公民科の高校教師である高橋勝也先生のお誘いだったからです。
高橋先生には以前から,大変良くしてもらっており,私が公民科と情報科のつながりを意識するようになったのは高橋先生がきっかけです。
いつかここで紹介をさせていただきたいと思っています。
今回のTFWは日本銀行で実施しました。
本当は写真を沢山撮ってこちらに掲載したかったのですが,そこは日本銀行,写真撮影は厳禁だそうです。
内容は,
1.日銀の見学
2.金融広報中央委員会の方からのご講演
3.私たち高校教員から金融教育の実践報告
という順番で実施しました。
1.日銀の見学
日銀の中は,やはり歴史を感じさせるものが多くありました。
いかにも重厚,という雰囲気を出しておりました。
1億円の札束(勿論ダミー)を持ち上げる体験もできました。
現金でこの金額をみることも,持ち上げることもないでしょう。
約10キロなのですが,なぜかもっと重く感じた人は私だけではないでしょう(笑)
2.金融広報中央員会 教育企画役 野村幸司氏 ご講演
金融教育を推進してくださっている実践報告を含めたお話でした。
学習指導要領には金融教育は載っていないそうです。
しかし,「生活設計」,「家計管理」,「経済や金融の仕組み」,「消費生活・金融トラブル防止」,「キャリア教育」
の4つの分野で金融教育を考えていくと,多くの部分が学習指導要領と重なってくるそうです。
自ら考え行動する人材を育成していくためにも,これらを教えていくことは必須だと私も思います。
特に,私は情報科のなかで「キャリア教育」を金融教育と絡めながら,教えています。
とても有用な資料もいただけました。
3.高校教員からの金融教育の実践報告
私を含め7人の高校の先生からの金融教育の実践報告をしました。
私は「なぜ〇〇しなければならないか『市場』と『情報』から考えよう」という授業を紹介しました。
〇〇には「勉強」と入ります。
授業の流れは以下のような流れです。
①情報の非対称性の説明
②テーマの再発表
③教育の価値
④お金の価値
⑤情報があることの価値
①情報の非対称性
情報が不完全だと経済がどうなるかを,有名な中古車市場を用いて話します。
簡単に言えば買い手側と売り手側の情報が同じでないと,買い手側が損をしてしまうということです。
②テーマの再発表
〇〇には勉強と入ります。
勉強をしないと,①で述べたように消費者(生徒たち)側が損をしてしまうということを解説します。
③教育の価値
「あなたたち一人ひとりにいくらの税金が使われているのか知っていますか?」
という問題提起からスタートし
こんなに使っているからこそ勉強すべきであり,さらにどこに税金を使うべきかを話し合わせます。
中古車は見分ける知識がないために,情報の非対称性があるわけです。
しかし,生徒は成績という見分ける指標が明確にあるのですが,
「成績によってかける税金の金額を変えなくていいのか?」と生徒を煽るような問題を生徒に考えさせます。
④お金の価値
ここではお金の起源から,現在は電子マネーやビットコインなどもある,ということを伝え
疑似ビットコインを使ったゲームを行います。
知識があることで,こんなに状況が変わると伝えます。
そして,「働く以外のこのような金の稼ぎ方を,あなたは親や教員になったときに子どもに教えるか」
ということを討論させます。
⑤情報があることの価値
最後に,情報はあった方がよく,あれば後は本人が選択をすればいいということを伝えます。
つまり,前の発問には,伝えて,本人に選択をさせてあげることが大切だ,と私は考えているといいます。
選択肢が多い方がいい,だからこそ勉強すべきであり,知識を増やすべきだと伝えます。
そして,お互いに知らなかったために,悲しい事件へと発展していってしまった,という事例を紹介します。
ここで授業は終わりです。
これだけの説明をすると,なかなか時間もかかってしまい,うまくできなかったかもしれませんが,
情報はパソコン教室じゃないよ,ということは,皆さんにご理解いただけたと思います。
(ついでに風邪を引いてしまっており,朦朧としながら解説しましたのでご理解いただけたか心配です(^^;)
少し風邪をひいておりましたが,お疲れ会に少し出席を出席をしました。
本当に楽しい時間になりました。
11月10日に都立三鷹中等教育学校で都高情研の研究授業が実施されました。
今回は三鷹中等教育学校の能城茂雄先生の授業です。
内容はJAVAScriptの導入部分です。
かなり丁寧な授業で,おそらくほぼ全員の生徒がきちんとついてこれるように,設定されています。
もっと早くても三鷹の生徒ならいけるんじゃないの?
と個人的には思いましたが,能城先生曰く
「プログラムは特に苦手な子もいるから,ここでプログラム嫌いを作りたくない,だから丁寧にやるのだ。」
とのことで,なるほど,と納得がいきました。
私はプログラムは駆け足で進むように授業をしており,
班単位で生徒同士が教え合いながら,与えられた課題をやる方式で授業をしています。
出来たら次の課題,という感じですね。
よって班(個人)によって到達度はバラバラです。
課題の最後まで進む生徒は10%でしょうけど,それでよいと考えていました。
それはプログラムが限られた人間に求められるものであるという私の認識があるからです。
しかし,これから義務教育段階からプログラム教育が盛んにおこなわれることになりそうです。
そうなると全員に少なくとも基礎をマスターしてもらう授業形式にする必要があるということになるでしょう。
今後のプログラム教育を高校で必修科目の情報科ではどのように取り扱うべきかを,今回の研修で考えるきっかけとなりました。
11月1日に玉川学園の研究会に出席してきました。
生徒のポスターセッションから始まり,京都大学の楠見孝先生の公演,玉川学園を含め何校かの実践紹介という内容でした。
また,懇親会も用意されており,楽しく興味深い研究会に参加できました。
楠見先生や多くの先生方からの発表の中で,「批判的思考力」の話題が出ていました。
「批判的思考力」の育成は情報科こそ中心となって育んでいく能力の一つと私は考えています。
しかし,他の教科で発表のように先進的な試みが進んでおり,情報科の私としてはとても焦りました。
これからは教科を縦割りに考えるのではなく,横につなげることで探究学習を含め様々な学習が展開できるということを再確認させられる研究会でした。
NIEを知っていますか?
NIEとはNewspaper in Educationの略で,新聞を活用した教育活動です。
社会や国語の先生が中心となっているようですが,私は以前から情報の授業に新聞を取り入れています。
前所属の都立桜修館中等での私の実践ですが,デジタル新聞を利用した授業展開がこちらに紹介されています。
宜しければご覧ください。
都立国際高校公民科の先生である宮崎三喜男先生の研究授業に参加いたしました。
本当であれば,公民科でもなく,NIEに所属しているわけでない私にはかなり行きにくい研修となったはずです。
しかし,宮崎先生は以前から仲良くしてくださり,いつか授業を見学したいと思っていたので思い切って参加しました。
国際関係という公民の授業で,題名は「ゲーム理論から国際政治を考える」という内容でした。
私はゲーム理論が大好きですので,まさしくツボの授業でした。
また,宮崎先生は日頃から語り口調が滑らかな方なのですが,授業では一層その語り口調で,非常に楽しい授業でした。
しかし,簡単で楽しいではなく,考えさせられるから楽しいと思える授業です。
内容の詳細は避けますが,簡単に説明します。
囚人のジレンマやゼロサムの考え方を,現在起きている国際関係問題にあてはめながら,新聞を使って説明したり,生徒に討論させたりする内容でした。
国際高校の生徒は世界的な役割を担う人材のタマゴたちです。
誰もが自分のことのように討論や発表をしていたかのように思えました。
また,そのあとには検討会を行い,活発な意見が出ていました。
この会には情報科の教員は私だけだったと思いますが,非常に勉強になりました。
宮崎先生を頼って,思い切って参加して良かったです。
できればまた参加させていただきたいですね。
10月25日に早稲田大学の西早稲田キャンパスで情報処理学会が主催するシンポジウムに参加してきました。
大学の先生のみが登壇する会ではなく,顔馴染みの高校の先生方も多く発表される会でした。
特に印象深かったのが,元文部科学省副大臣の鈴木寛先生の発表後の質疑応答でした。
東京大学の久野先生の質問(意見)だったのですが,簡単にまとめると
「我々は情報教育を考えている,教育の情報化と一括りにされても困る」というものでした。
それに対し鈴木先生は,「教育の情報化をすすめることで,一緒に情報教育も伸びる」という感じの返答でした。
私も常に思うところなので非常に印象深かったのです。
確かに,「教育の情報化」と「情報教育」はいつも一緒に語られやすいのです。
しかし,結構,意味合いが違います。
前者は教育全体の情報化を進めるものであり,後者はどのように情報教育を行っていくかが焦点になります。
とは言うものの,私は「情報教育」を仕事にしていますが,「教育の情報化」にも興味があり,その検討を続けています。
「情報モラル教育」に思い入れがあるのも,その部分との関連があるからでしょう。
教育の情報化を進めるときに,情報モラルの観点は必要不可欠であると考えるからです。
シンポジウムの後の懇親会にも出席しました。
沢山の先生との出会いがあり,さまざまなお話を頂くことができました。
そこでのお話から,私の授業に新しいことを取り入れる予定です。
まだ未定ではありますが,楽しみです。
よろしくお願いします。