テストの平均点は,実は「授業動画」で変化する?
明日,私の作った「情報の科学」の試験があります。
ただ,平均点がどうなるのか,少し気になっています。
なぜなら,前回の中間考査がやけに高かったのです。
その平均点がやけに高かったのは「授業動画」の視聴が関連している。
そう私は推測しています。
中間考査を少し前に実施しました。
その時の平均点がとても高く,85点くらいでした。
授業をした教員としては嬉しいことです。
生徒たちが頑張ってくれた証拠ですから。
ただ実は,私としては70点程度になることを予想しながら作りました。
しかし,このような点数となりました。
確かに,平均70点ですから甘めに作成したのですが,びっくりです。
私は,テストを作成すると,平均点の予想はほぼ当たるのです。
自分の所属ではまだ2年目ですから,予想が甘いのかもしれません。
しかし,こんなに外すとは思いませんでした。
同じ学校なのですから,去年度と学力が全然違うということはないでしょう。
では,何が違うのか,いろいろ考えました。
その結果,「授業の動画」をたくさん作ったのが影響をしているのではないかと考えました。
ある生徒の話では,
「情報の試験対策の方法がわからないから,とにかく動画を繰り返し視聴した。」
と言っていました。
ちなみに,その生徒の得点はほぼ満点です。
すべての生徒に当てはまるかわかりません。
しかし,動画で授業を繰り返し視聴できるように,こちらが準備することは
中間考査の平均点からも,生徒にとって良いことなのかもしれません。
授業を1回受けるのと,
動画で授業を繰り返し視聴ができるのとでは,
それは後者がいいに決まっています。
では,授業を1回受けて,その後自分なりに学習をするのと,
その授業を繰り返し視聴するのとでは,
どちらが「勉強」として効果的なのでしょう。
条件によって違いますよ,と多くの方がおっしゃるでしょうし,それはわかるのです。
ただ,授業を各教室でするという「学校の仕組み」について考えてしまう出来事でした。
それはまた今度話します。
明日の考査試験も生徒は頑張ってくれる,そう思っています。