前任校の卒業生が授業(情報モラル)を観に来てくれました。
前任校の卒業生が私の授業を観に来てくれました。
現在は大学生で,なんと将来は情報の教員になりたいという学生さんなのです。
私としては大歓迎だし,本当にうれしい話なのです。
授業が始まるまでの間はまず初めに,簡単なプレゼンをみせてもらうことにしました。
どのようなお題かと申しますと,情報の初回の授業で教科情報の説明の導入をやりなさいというもの。
特に準備時間も与えなかったのですが,割とうまくやってくれちゃって,成長にびっくりしました。
私の授業を受けてのリフレクションを書いて送ってきてくれたので,以下に抜粋のみ載せます。
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情報科では、他の教科と違って(?)タイムリーな事例や問題を取り上げることができる。
目の前の生徒に合った課題を設定できるのは情報科ならではのことなのかもしれない。
情報科と生徒指導は他の教科よりもうまくマッチするのではないだろうか。
自分は情報科の授業を通して、いじめを減らすことができるのではないかと考えている。
いじめが起こる原因には、他者理解の不足や情報選択能力の不足があると考える。
今回の授業では、他者の感じ方であったり、自身の行動であったり、いじめについて何かしら考えることのできる内容だったのではないだろうか。
こういう授業をしたいなぁ…って思った。
情報の授業を通して、知識や技術はもちろんのこと、何か少しでも人間として大切なことを得てほしいなぁ…
そういう授業をしたいなぁ…。
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最後に被害にあったときに対処法や相談先等があったのがすごくいいなと思った。
実際に自分が被害にあって困ったときなどに対処することができそうだ。
これしちゃだめ!あれしちゃだめ!というお小言的な内容の授業が多くなりがちな(?)モラル系の授業だが、今回はそのようなお小言的な指導はなかったように感じた。
かといってメッセージ性がなかったわけではなく、むしろめっちゃあった。
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僕にしか読まれないつもりで書いているので,面白い表現があるのはご愛敬(掲載許可は取りました)。
でもこのように感想を送ってくれるのもとても嬉しいです。
こういった体験をすると,いつか情報教育について大学生に話せたらいいな,情報科教員の後輩を育てることができたらいいな,なんて思います。
私がもっと現場の経験を積むとともに,もっと研究ができるようになってからの話ですし,難しいことはわかっているのですが。
しかし,そんな風に思う体験でした。
僕も勉強になりました。また来てね!